※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。
コインパーキングの壁で擦った朝
先月、コインパーキングの壁に車を擦った。出庫するとき幅が狭くて、左リアのバンパーを擦った。塗装が削れて白い線が3センチほど入って、端の部分がわずかに浮いている状態だった。
「バンパーの傷くらい自分で直せるかな」と思いつつ、費用と仕上がりを調べるためにディーラー、板金屋、そして自分で直す方法の3つを全部試してみた。結果を正直に書く。
ディーラーの見積もり
まず購入したディーラー(トヨタの販売店)に持ち込んだ。担当者が傷を確認して10分ほどで見積もりを出してくれた。
左リアバンパー脱着・塗装・研磨で68,000円。内訳は部品脱着工賃1万5000円、塗装料3万2000円、研磨・仕上げ工賃1万5000円、消費税6,000円だった。仕上がりは純正と同等の品質で、塗装の保証は1年間つく。
6万8000円という金額に驚いて「そんなにかかるんですか」と聞くと、「バンパーは色合わせが難しいので、前後のパネルと馴染ませるための調整費用が入ります」と説明された。確かに色合わせは重要で、同じホワイトパールでも微妙な色の差が出ると仕上がりが不自然になる。
板金屋の見積もり
次に近所の個人経営の板金屋に持ち込んだ。Googleマップで「板金塗装」と検索して評価が高い店を2軒回った。
1軒目の見積もりは42,000円。「バンパーを外して塗装して戻す。仕上がりはほぼわからないレベルにできる。保証は3ヶ月」とのことだった。2軒目は35,000円。「部分補修でいけるならもう少し下がる場合も。実際に作業してみてから最終金額を出す」という曖昧な言い方だった。
板金屋はディーラーより3〜5割安い。個人経営の板金屋は職人の腕次第で仕上がりの差が大きい。口コミや実績写真を確認してから選ぶ必要がある。
自分で直す——コンパウンドとタッチペンを試した
板金屋に持ち込む前に、先に「自分で直せる程度の傷かどうか」を試してみた。費用を最小化したかったし、仕上がりがどう変わるかも知りたかった。
まずカーコンビニ倶楽部で購入したコンパウンド(液状研磨剤)を試した。細かい傷には有効で、表面の浅い擦り傷は目立たなくなった。3センチの白い線のうち2センチくらいは目立たなくなった。ただし深めの傷と剥がれた部分は残った。
次にトヨタ純正のタッチペン(色番号でオーダー)を使った。色番号は車のドアの内側かエンジンルームのステッカーに記載されている。僕の車はスーパーホワイトII(カラーコード040)だった。タッチペンを傷に塗ると確かに白くなるが、塗装の艶が出ず、よく見ると補修跡がわかる。スプレータイプのタッチアップスプレーも試したが、素人には均一に吹けず、かえってムラが目立った。
自力修理の費用は合計4,200円(コンパウンド1,500円、タッチペン1,800円、マスキングテープ900円)。仕上がりは「遠目には気にならないが、近くで見ると補修跡が分かる」レベルだった。
任意保険を使うかどうかの損得計算
修理費が4万〜7万円となると、任意保険を使いたくなるが、これは慎重に判断すべきだ。
保険を使うと翌年の等級が下がり、保険料が上がる。一般的に車両保険を1回使うと等級が3等級ダウンし、3年間保険料が上がり続ける。6等級以上の場合、3年間の保険料増額分が5〜8万円になることが多い。つまり4〜7万円の修理で保険を使うと、保険料増額分を合わせた実質的な出費が10〜15万円になってしまうケースがある。
「修理費が10万円以下なら自費のほうが得」と言われることが多い。これは保険料の増額幅にもよるので、自分の等級と保険料を確認してから判断するのが正解だ。
結局どうしたか
最終的に板金屋1軒目(42,000円)に依頼した。仕上がりは非常に綺麗で、補修前の写真と見比べないと分からないレベルだった。職人が「色合わせで少し時間かかった」と言っていたが、完成品を見るとその意味が分かった。塗装の艶と色味がバンパー全体で均一だった。
ディーラーと板金屋の差は2万6000円あった。その差が「保証1年と3ヶ月の差」「ディーラーブランドの安心感の差」だとすれば、自分には板金屋で十分だった。もし保証中の新車だったならディーラーを選んでいたかもしれない。
浅い擦り傷のみであれば自力コンパウンドで十分対処できる。バンパーが浮いたり深い塗装剥がれがあるなら板金屋が現実的だ。ディーラーは仕上がりと保証を最優先する人向けの選択肢だと今回の経験で整理できた。
