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脱水中にガタンと音がして止まった朝
今年の3月、ドラム式洗濯機が突然止まった。いつも通り洗濯物を入れてスタートボタンを押したら、脱水の途中でガタン、と大きな音がして電源が落ちた。エラーコードが表示されて、何度再起動してもすぐにエラーが出て止まる。
使っているのはPanasonic NA-VX7600L(ドラム式、乾燥機能付き)。購入は2016年だから、ちょうど7年目だった。家電の寿命は「使い方による」とよく言うが、ドラム式はメーカーの標準使用期間が約10年とされていて、7年目ならまだ半分以上使えるはずだ、と最初は思っていた。
メーカー修理の見積もりを取った
まずPanasonicのサポートに電話した。エラーコード「U14」をそのまま伝えると、「ドラムの回転センサー異常、またはモーター関連の故障の可能性があります。訪問点検をご依頼ください」という回答だった。訪問点検の費用は3,300円(出張料込み)。
3日後に技術者が来て点検してもらった。診断結果はモーター(DDモーター)の故障だった。部品代が9万2000円、技術料が1万5000円、合計10万7000円の見積もりが出た。
10万円以上。思わず「修理か買い替えか」で本格的に悩み始めた。
買い替え候補との比較
修理費10万7000円を前に、同等スペックの新品ドラム式洗濯機の価格を調べた。Panasonic NA-LX129AL(12kgドラム式、乾燥機能付き)が家電量販店で約22万円、ヤマダ電機のネット通販で約20万円だった。型落ちの10kgクラスを探すと、15〜17万円程度のものがあった。
修理10万7000円 vs 買い替え約17〜22万円。単純な金額比較だけだと修理のほうが安い。ただし考慮すべき要素が他にある。
一つ目は「修理後の寿命」だ。モーターを直しても、7年使った洗濯機の他の部品も劣化している。修理後に別の箇所が壊れる可能性は決して低くない。修理して1年後にまた別の修理が必要になったら、追加で数万円かかる。
二つ目は「修理部品の保有期間」だ。Panasonicはドラム式洗濯機の補修用部品を製造終了から7年間保有すると公表している。製造年が2016年なら、2023年で保有期間が終わる可能性がある。修理業者に確認したところ「このモデルの部品はあと1〜2年が限界かもしれない」と言われた。
電気代という見えないコスト
7年前のドラム式と現行モデルでは、年間電気代が3,000〜5,000円違う場合がある。10年使い続けるとすると最大5万円の差になる。エネルギー効率の向上は毎年積み重なるので、古い機種を使い続けるほどランニングコストの差は広がる。
さらに乾燥機能の効率も落ちていた。以前は2時間で乾燥が完了していたのに、最近は3時間近くかかっていた。フィルター掃除をしてもあまり変わらない。乾燥ヒートポンプの性能が劣化しているのか、乾燥時間が長くなった分だけ電気代がかかっていた可能性が高い。
下取りと値引き交渉
買い替えを決めたとき、古い洗濯機の下取りをどうするか調べた。ヤマダ電機の下取りは「洗濯機の動作品で3,000〜8,000円」が相場。今回は故障品なので下取り対象外と言われた。
処分には家電リサイクル料が2,530円(リサイクル料金)+収集運搬費3,000〜4,000円程度かかる。配送員が古い洗濯機を持ち帰ってくれる業者に頼むと、収集運搬費込みで1万円以下に収まることが多い。
値引き交渉は消費者センターで聞いたことのある方法を試した。家電量販店では「値引きの余地はあるか」と正直に聞くのが実は効果的だ。型落ちモデルは利幅があって値引きに応じやすい。結局、ビックカメラで型落ちモデルが16万円から12万5000円になった。約3万5000円引き。
最終的な出費と判断基準のまとめ
今回の出費は新品洗濯機12万5000円+古い洗濯機の処分費9,000円で、合計約13万4000円だった。修理の10万7000円より約2万7000円高い。
ただし「修理後の残寿命が不明」「部品保有期間が残り少ない」「電気代と乾燥効率の劣化」を加味すると、買い替えが正解だったと今は思っている。修理vs買い替えを判断する自分なりの基準は次の通りだ。
修理を選ぶのは、使用年数が5年未満、修理費が購入価格の30%以下、修理後の保証が1年以上つく場合だ。買い替えを選ぶのは、使用年数が7年以上、修理費が購入価格の50%超、部品保有期間が残り少ない場合だ。感情で判断しないために、この基準を紙に書いてから決めた。
